ワロタ そして後悲しき・・・・


いまだに中川氏の死のショックが冷めない。
そして石破茂氏のほのぼのエピソードに笑い
切ない・・・・


中川昭一先生の想い出
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-1cec.html

石破 茂 です。

 去る10月4日に56歳の若さで急逝された中川昭一先生のご葬儀に参列してまいりました。
 先生の初当選は私より一期早い昭和58年、30歳でした。
 まだ当選一・二回の頃、中川自民党青年局長の下で次長を務め、タイ・ベトナムなど諸外国を廻った時のことや、細川政権時代、ウルグアイ・ラウンド交渉を巡って夜を徹して議論した時のことなど、23年間の様々な思い出が去来いたします。
 小泉内閣防衛庁長官を務めていた8年前、当時組織本部長であった先生から、「拉致被害者の家族の方々を支援するためのチャリティオークションを開くので、お前も何か出品しろ」とお声が掛かり、「では鳥取名産の二十世紀梨にしましょうか」と申し上げたら「何を言っている、石破といえばプラモデルしかないだろう、何が何でもお前の作ったプラモデルを出せ!」のご厳命。仕方が無いので一晩徹夜して72分の1の航空自衛隊の往時の戦闘機F-86を組み立て・塗装し出品したところ、これがなんと中川先生の出品された「北海道の名産品お届けカタログ」よりも高値で落札。先生は「なんで石破のプラモデルが俺の出したものより高いんだ!」と随分と憤慨しておられましたが、それだけ郷土に愛着と誇りをお持ちであったのでしょう。

 当選期数も、年齢も、農林水産政務次官農林水産大臣拉致議連会長・自民党政調会長と、辿ってきた経歴も似通っており、私の一方的な思いかもしれませんが随分と親近感を感じてきただけに、類稀な才能を持たれた中川先生のご逝去は残念でなりません。
 保守政治とは何か、民主党との対抗軸をめぐって議論が行われています。「真性保守の再生」が叫ばれる中、中川先生はその先頭に立って議論をリードされたかったことでしょう。
 「保守とはイデオロギーではなく感覚である」との江藤淳氏の議論に賛同する私は、先生から見れば現実主義の唾棄すべき存在に映っていたのかも知れません。でも、エドモント・バークの著作などをきちんと読んだ上で、もっと多くのことを胸襟を開いて語りたかった。

 それにしても、政治家とはとても悲しい仕事だな、とご遺影を見ながら改めてしみじみと思ったことでした。
 理想と誇り高き愛すべき政治家、中川昭一先生のご冥福と、ご家族のご平安を心よりお祈り申し上げます。


これほど勉強熱心な方が落選され、政策を聞いたらないちゃうとか、風俗ライターその他スキャンダルな過去をもっているような人が当選とか。
この国の民主主義とはいったいなにか?